傾斜配点とは?共通テストで大逆転が起きる計算の仕組みと合否の真実

傾斜配点とは?共通テストで大逆転が起きる計算の仕組みと合否の真実の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

共通テスト直後に実施される大手予備校の「共通テストリサーチ」は、出願先決定における極めて重要な指標です。しかし、その判定結果を盲信することは非常に危険です。ここに、一般にはあまり語られない「共通テストリサーチ判定の真相」があります。

予備校のリサーチシステムは各大学の傾斜配点を反映させて判定を出しているものの、多くの受験生は帳票に印字された「アルファベット判定(A〜E)」の表面的な記号だけを見て出願を諦めてしまいます。ここで見落とされがちなのが、二次試験配点比率と合否影響の度合いです。

国公立大学の配点体系は、大きく分けて次の2つのタイプに分類されます。

① 共通テスト逃げ切り型(共テ比率60%〜70%)
地方国公立大学や教育学部などに多く見られます。共通テストの配点比率が極めて高く、個別学力検査の配点が低いタイプです。この配点パターンの大学では、傾斜配点後の共通テスト得点でアドバンテージを取った層が圧倒的に有利であり、リサーチでD・E判定が出た状態からの逆転は極めて困難になります。

② 二次試験逆転型(二次比率60%〜75%)
東京大学、京都大学をはじめとする旧帝国大学や難関国立大、多くの医学部医学科が該当します。共通テストの配点は全体のごく一部に圧縮され、合否の決定権は大学独自の記述試験に委ねられます。例えば、共通テストを100点や200点満点に圧縮し、二次試験を800点満点とするような大学では、共通テスト段階での10点〜20点の差は、二次の記述問題における小問1〜2問で完全に逆転可能です。

リサーチで「C判定」や「D判定」と表示されていても、それが二次試験逆転型の大学であれば、合格者平均点との差は個別試験の得点力で十分に射程圏内に入っています。逆に、共通テスト逃げ切り型の大学でB判定だったとしても、傾斜配点によってボーダー直上に位置している場合は、一瞬の油断で不合格に転落するリスクを孕んでいます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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