トイレの水が止まらない!緊急時の止水栓の閉め方と原因別の修理費用相場
トイレの水が止まらない!緊急時の止水栓の閉め方と原因別の修理費用相場の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
止水栓を閉めて水流が止まったら、タンクのフタを垂直に持ち上げて内部を確認します。重い陶器製のフタは落下による割れや便器の破損を招きやすいため、慎重に取り外して新聞紙やタオルの上に置いてください。便器へ水がチョロチョロと流れ込み続ける現象には、タンク内部の力学的なメカニズムに明確な引き金が存在します。
トイレ水が止まらない原因の大半は、タンク内の水位を制御する給水パーツと、便器への排水口を塞ぐ遮水パーツのどちらか、あるいは双方の不具合に集約されます。
第一に疑うべきはボールタップ故障の症状です。ボールタップとは、浮き球が水面に浮かぶ力(浮力)を利用して給水弁を開閉する司令塔のような部品です。タンク内の水が満水になっても給水管から水がポタポタ・スーと漏れ続け、タンク中央に垂直に伸びるパイプ(オーバーフロー管)の先端を超えて水が流れ込んでいる場合、ボールタップの弁が摩耗して閉まりきっていません。
ボールタップ内部に組み込まれているパッキンや、水圧をコントロールするダイヤフラムの摩耗が主因です。特に近年の節水型トイレやコンパクトタンクでは、従来の金属アーム型ではなく樹脂製のダイヤフラムユニットが多く採用されており、これが薄く硬化したり亀裂が入ったりすると、設定水位を超えても給水が遮断されなくなります。
第二の代表的な原因がフロート弁の劣化です。フロート弁(ゴムフロート)は、タンク底部の排水口にフタをしている黒いゴム製のボールです。ゴム製品であるため耐用年数は7〜10年程度とされており、年数が経過すると水道水中の塩素によってゴムが加水分解を起こし、ドロドロに溶け崩れます。タンク内に手を入れ、ゴム玉に触れて指先が真っ黒な墨のようによごれる状態であれば、寿命を迎えて密閉性を失い、隙間から便器へ水が抜け落ちています。
第三に、工具や部品交換を一切必要としない盲点としてタンク内クサリの絡まりがあります。洗浄レバーとフロート弁は金属製または樹脂製の細いチェーンで結ばれていますが、大・小のレバー操作を繰り返すうちにクサリが余計な突起に引っかかったり、ねじれて短くなったりすることがあります。クサリが突っ張った状態になるとフロート弁が底まで降りきらず、常に排水口が半開きになって水が流れ続けます。位置を整えてたるみを持たせるだけで、数秒で解決するケースも少なくありません。