耳の水が抜けない時の安全な裏ワザ!綿棒が危険な理由と受診目安
今注目を集めている 耳の水が抜けない時の安全な裏ワザ!綿棒が危険な理由と受診目安について、主要な情報をご紹介しています。
「半日経っても、温めても一向に水が抜けた感覚がしない」「耳が完全に塞がれたような強い難聴感がある」という場合、実は耳の中に水が残っているのではなく、全く別の現象が起きている可能性が濃厚です。その正体こそが、耳垢塞栓と水が詰まる真相です。
外耳道内には、皮膚の代謝や分泌物によって生成された「耳垢(じこう)」が存在します。通常は咀嚼運動などによって自然に排出されますが、もともと耳垢が溜まっていたところにプールや風呂の水が浸入すると、乾燥していた耳垢が水分をスポンジのように吸収して数倍の大きさに膨張します。その結果、耳の穴を完全に密閉してしまい、まるで耳栓を詰められたような強烈な閉塞感が生じるのです。この状態に陥ると、乾燥させようとしても耳垢が固着してしまい、自力で取り出すことは不可能です。
さらに警戒すべきは、水抜きを試みて患部をいじり回した結果生じる感染症です。代表的なものが外耳道炎と中耳炎の症状です。外耳道炎は「スイマーズイヤー(水泳選手耳)」とも呼ばれ、皮膚の傷口から緑膿菌や黄色ブドウ球菌が繁殖することで、耳たぶを引っ張った時の激痛や、耳だれ(分泌物)、かゆみ、熱感を伴います。一方、鼻の奥と耳をつなぐ耳管を経由して細菌が侵入する中耳炎では、耳の深部のズキズキとした拍動性の痛みや発熱を招きます。いずれも放置すると難聴の後遺症を残す恐れがあるため、迅速な医学的介入が求められます。