キングダム趙王はなぜクズ揃い?歴代の狂気と悼襄王・遷の史実結末

キングダム趙王はなぜクズ揃い?歴代の狂気と悼襄王・遷の史実結末の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

悼襄王の死によって趙の悪夢が終わるかと思いきや、後を継いだ息子の幽繆王(趙遷)は、父親を遥かに凌駕する真性の狂人でした。本来、王位を継ぐはずだった優秀で徳望ある長男・公子嘉を退け、悼襄王が死の直前に書き換えたとされる遺言状(郭開による改ざんの疑いが濃厚)によって即位したのが遷です。

作中の幽繆王・遷は、舌を出した異様な風貌で描かれ、自室の地下に拷問部屋を設けて無垢な人間を虐殺・凌辱することに異常な快楽を見出すサディストとして描写されています。国政には一切興味を示さず、権力を一手に握る奸臣・郭開の言いなりとなって売国行為を繰り返しました。

そして紀元前229年、秦の将軍・王翦(おうせん)の謀略(離間の計)と、秦から莫大な賄賂を受け取っていた郭開の讒言を鵜呑みにした幽繆王は、趙国の最後の守護神であった李牧を反逆罪で処刑(史実では処刑、作中では捕縛・逃亡劇を経て悲劇へ)し、司馬尚を罷免します。最強の盾を自ら破壊した趙国は、翌紀元前228年、王翦率いる秦軍の前にひとたまりもなく敗れ去り、王都・邯鄲はあっけなく陥落しました。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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