本のバーコードが2段ある理由は?Isbnと価格の仕組みを徹底解剖

本のバーコードが2段ある理由は?Isbnと価格の仕組みを徹底解剖とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

ネット上の情報やSNSでは、書籍バーコードに関して事実とは異なる誤解が散見されます。出版流通の現場事実に基づき、代表的な2つの誤解を正します。

誤解1:「下段のバーコードがあるから税込価格が変わってもレジで判別できない?」

「消費税率が8%から10%に変わった際、下段バーコードに税抜価格しか入っていない本は使えなくなるのでは?」という噂が囁かれた時期がありました。しかし、これは完全な誤解です。
書籍JANコードの下段に記録されているのは「本体価格(税抜価格)」です。書店のPOSレジは、下段から読み取った本体価格に対して、その時点の法定税率を自動計算して合算する仕組みになっています。そのため、将来的に税率の変更があった場合でも、バーコード自体を刷り直す必要はありません。

誤解2:「海外の本もすべて2段バーコードになっている?」

洋書(海外のペーパーバックやハードカバー)を購入した際、バーコードが1段しかないことに気づいた方も多いでしょう。アメリカやヨーロッパなどの書籍流通では、ISBN(EAN-13)の1段バーコードの横に、補助的な5桁の価格コード(アドオンコード)を小さく添える形式が主流です。日本のように完全な独立2段バーコードとして運用している国は国際的にも非常に珍しく、日本のきめ細やかな取次・書店流通網に特化した独自の進化形態と言えます。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest