「インディアン嘘つかない」元ネタの真相!昭和流行語の誤解と歴史
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「嘘をつかない」という言葉は、単なるコミカルなキャラクター付けから生まれたわけではありません。その根底には、北米大陸における入植者(白人)と先住民族との凄惨な闘争と条約締結の歴史が存在します。
ネイティブアメリカンの歴史において、合衆国政府との間で結ばれた約400本以上にも及ぶ平和条約や土地割譲条約の多くが、入植者側の一方的な都合やゴールドラッシュによって破棄されました。この歴史的苦難の中で、先住民族のリーダーたちが口にしたのが以下の有名な告発です。
「White man speaks with a forked tongue(白人は二枚舌を使う/蛇のように嘘をつく)」
この痛切な批判に対し、自らの信義と約束の重さを主張する言葉として「Indian does not lie(我々は一度交わした約束を破らない)」という表現が対置されました。1950年公開の名作西部劇映画『折れた矢(Broken Arrow)』などでも描かれたように、本来は「欺瞞に満ちた入植者に対する、先住民側の誠実さと誇りの表明」であった発言が、ハリウッドのステレオタイプ描写と日本のエンタメ的翻訳のフィルターを通過する過程で、いつの間にか「片言で話す無邪気な台詞」へと意味を変容させられてしまったのです。