マキの木の剪定時期をプロが解説!枯れる原因と失敗しない手入れ法

マキの木の剪定時期をプロが解説!枯れる原因と失敗しない手入れ法の最新情報をご紹介します。最新トレンドが満載です。

剪定の失敗は、単に見栄えが悪くなるだけでは終わりません。造園現場のリアルな相談事例や、SNS・コミュニティで頻繁に叫ばれる庭主の悲鳴を精査すると、そこには明確な共通パターンが存在しています。

最も頻発するマキの木剪定失敗例が、「毎年表面だけを電動バリカンで丸く刈り揃えていた結果、内部が枯れ枝だらけになって崩壊した」というケースです。刈り込みを繰り返すと、枝の先端付近から無数の小枝が分枝して外側だけが厚い壁のように緻密になります。その結果、木の内部に日光が一切届かなくなり、内部に元からあった葉が光合成できずに全滅。数年後、少し小さく仕立て直そうと深くハサミを入れた瞬間、中から現れるのは枯れ木同然の骨組みだけで、二度と緑が復活しない悲惨な状態に陥ります。

さらに深刻なのが、剪定不良が引き金となるマキの木病気と害虫対策の放置です。近年、温暖化の影響で猛烈に生息域を広げているのが特定外来生物的脅威を持つ「キオビエダシャク」です。昼間に飛翔する鮮やかな青とオレンジの蛾で、その幼虫がイヌマキの葉を異常なスピードで食い尽くします。放置すれば数日から数週間で大木の葉が完全に消滅し、木が丸坊主になって枯死に至る極めて危険な害虫です。

また、枝葉が密集して風通しが悪くなると「カイガラムシ」が爆発的に繁殖します。カイガラムシの排泄物には糖分が含まれており、それを培地としてカビが繁殖する「すす病」を誘発。葉や枝が真っ黒に煤(すす)を被ったように汚れ、外観を損ねるだけでなく光合成が激しく阻害されます。「外から見えない内部の蒸れ」こそが、病害虫にとって最高の温床となっているのです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest