エアコンつけっぱなし1日の電気代は?こまめに消す派との損得を徹底検証
エアコンつけっぱなし1日の電気代は?こまめに消す派との損得を徹底検証について見逃せない ポイントを厳選して解説いたします。
夏場の冷房と同じ感覚で冬場にエアコンを24時間つけっぱなしにしてしまい、翌月の請求書を見て悲鳴を上げるケースが後を絶ちません。「冷房より暖房の方が電気代が高い」と言われる背景には、明確な熱力学上の理由が存在します。
エアコンの消費電力量を決定づける最大の要因は、「外気温と室内設定温度との温度差(ΔT)」です。真夏の猛暑日を想定してみましょう。外気温が35度の環境で、室内を28度に冷房する場合、温度差はわずか7度です。これに対して真冬の厳冬期、外気温が2度の日に室内を20度まで暖房しようとすると、その温度差は18度にも達します。
温度差が2倍以上に開くということは、室外機が汲み上げなければならない熱量が桁違いに大きいことを意味します。暖房運転時のエアコンは冷房時よりも高いコンプレッサー圧力を必要とし、同じ6畳用エアコンであっても、暖房時の消費電力は冷房時の1.5倍から1.8倍に跳ね上がります。6畳間で暖房を24時間つけっぱなしにした場合、1日の電気代は450円〜600円、1ヶ月で13,500円〜18,000円規模に膨らむ計算です。
さらに冬場は、室外機に霜が付着するのを溶かす「霜取り運転」が定期的に入ります。この間は暖房が一時停止するだけでなく、冷媒の流れを逆転させるために余計な電力を消費します。冬場の暖房におけるつけっぱなしは、夏場の冷房運用以上に慎重な判断が求められるのです。