グリーンピースの茹で時間は何分が正解?シワを防ぐプロ直伝の裏技を徹底解説

グリーンピースの茹で時間は何分が正解?シワを防ぐプロ直伝の裏技を徹底解説の重要なポイントについて、最新情報を詳しくお届けします。

春の代表的献立である「グリーンピースご飯(豆ご飯)」に関して、ネット上のレシピサイトやSNSでは根強い誤解が存在します。それが「研いだ米の上に生のグリーンピースを乗せて、最初から炊飯器のスイッチを入れる」という調理法です。

炊飯器の内部は加熱開始から沸騰、蒸らしに至るまで約45分から1時間もの間、激しい高熱と密閉蒸気環境に晒されます。前述の通り、グリーンピースの細胞が緑色を保ちふっくらした食感を維持できる限界は加熱2分前後です。炊飯器で米と一緒に長時間炊き上げた場合、クロロフィルは完全に熱分解してくすんだオリーブ色や黄褐色に変色し、豆の内部からはデンプンと水分が抜け落ちて皮ばかりが硬く口に残る「豆ご飯事故」が不可避となります。

料亭や上質な和食店で供される、エメラルドのように輝く美しい豆ご飯を家庭で再現するための秘策は、「さやの出汁で米を炊き、豆は別茹でして最後に混ぜ込む」という二段階アプローチです。

剥き終わった「さや」を捨ててはいけません。よく洗ったさやを昆布と一緒に水から煮出すと、非常に上品で芳醇な豆の甘い香気を含んだ「さや出汁」が抽出されます。この出汁に少量の酒と塩を加え、通常通りの水加減で米を炊飯します。その間に、取り出した豆は2%の塩水で1分30秒茹で、茹で汁ごと冷ましておきます。炊き上がった直後のご飯に、汁気を切った鮮やかな豆を投入して優しくさっくりと混ぜ合わせ、数分蒸らすだけで、米全体に豆の香りが染み渡り、豆そのものはツヤツヤと柔らかい極上の豆ご飯が完成します。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest