70代高齢者の血圧正常値は?下げすぎの危険と新降圧目標の真相

70代高齢者の血圧正常値は?下げすぎの危険と新降圧目標の真相について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」等の公的データを紐解くと、実際の70代日本人の血圧水準は、学会の理想目標よりも全体的に高めに推移していることがわかる。同世代のリアルな現状を把握しておくことは、不要な焦りを防ぐうえで欠かせない。

項目・年代区分詳細・数値データ(実測平均)一般的な基準・降圧目標編集部の見解・臨床評価70代男性 平均血圧収縮期:約137〜142mmHg
拡張期:約76〜79mmHg家庭血圧:135/85未満
(75歳未満は125/75目標)約半数が降圧薬を服用中で、未治療群を含めると平均して140前後に張り付く傾向がある。70代女性 平均血圧収縮期:約135〜139mmHg
拡張期:約74〜77mmHg家庭血圧:135/85未満
(閉経後の血管変化に配慮)女性ホルモンの減少による血管抵抗増大で急激に上昇する世代。男性より自覚症状に乏しいケースが目立つ。脈圧(収縮期−拡張期)平均:約60〜65mmHg
(高リスク層は70超)正常値基準:
40〜50mmHg前後大動脈の硬化が進んでいる明らかな証左。脈圧が60を超えている場合は心負荷と動脈硬化の警戒が必要。

上記の70代男女別平均血圧詳細まとめから読み解ける際立った特徴が、「上が高いのに下が低い」という現象だ。収縮期血圧(上)と拡張期血圧(下)の差を「脈圧」と呼ぶが、高齢者脈圧大きい原因の根底にあるのは、大動脈のしなやかさの喪失である。

心臓が血液を拍出した瞬間、若い血管であればゴムのように膨らんで圧力を吸収し、心臓が休む拡張期には縮んで血液を末梢へ送り出す。しかし、加齢によって大動脈が硬くなると、血液の勢いを吸収できずに上の血圧が跳ね上がり、逆に心臓が休むときは血液を押し戻せないため下の血圧がガクンと落ちる。この結果、「上が155で下が65」といった脈圧の開きが生じる。下の血圧が低いからといって「正常」と油断してはならず、大動脈硬化の警告シグナルとして受け止めなければならない。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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