「好きかわからなくなった」その迷いの正体と後悔しない心の見極め方
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かつて恋愛の悩みは、友人との居酒屋での会話や個人的な忍耐によって処理されるのが常だった。しかし今、国内外でメンタルヘルス産業が急成長を遂げ、個人の情緒的ウェルビーイングに対する意識は劇的に変化している。日本国内でもオンラインカウンセリングの利用ハードルは下がり、カップルセラピーを受ける若年層も珍しくなくなった。
臨床の現場でカウンセラーたちが直面するのは、「相手を嫌いになったのではなく、自分が疲弊している」という相談者の姿だ。長時間労働、経済的不安、終わりのない情報の奔流。それらによって脳のエネルギーが枯渇したとき、人間が真っ先に節約しようとするのが「他者への共感」と「恋愛感情」である。
関係を終わらせるべきか、それとも継続して模索するべきか。プロフェッショナルの視点が見出す分岐点は明快だ。その無気力感は「相手といるときだけ」生じるのか、それとも「仕事や趣味に対しても」生じているのか。もし後者であるならば、問題は関係性ではなく、あなた自身のエネルギー枯渇にある。パートナーとの別れを選択したところで、心の空虚さが埋まることはない。