風邪の緑の鼻水は治りかけ?副鼻腔炎のサインと受診目安を徹底解説

風邪の緑の鼻水は治りかけ?副鼻腔炎のサインと受診目安を徹底解説に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

診察室を訪れる患者の多くが口を揃えるのが、「熱が下がったからただの鼻風邪だと思っていた」という言葉です。SNS上でも『熱はないのに鼻をかむと緑色のドロドロした塊が出る』『下を向くだけで目の奥や頬がズキズキ痛む』といった書き込みが後を絶ちません。

緑の鼻水が出ているのに熱なしとなる原因は、感染が全身性ではなく「副鼻腔という閉鎖空間内の局所感染」に留まっているからです。風邪のウイルスを叩いた後、荒れた粘膜に肺炎球菌やインフルエンザ菌などの常在細菌が二次感染を起こすと、全身の発熱反応を伴わずに鼻腔周囲だけで激しい炎症が持続します。熱がないからと安心し、無理をして出勤や通学を続ける日本の「プレゼンティーズム(体調不良のまま働く文化)」が、治癒を大幅に遅らせる主因となっているのです。

実際に、蓄膿症の治療を受けた患者の手記には次のような生々しい実態が記されています。

「熱が平熱(36度台)に戻ったので安心していたが、1週間を過ぎた頃から鼻水から緑の塊や生ゴミのような独特の臭いがするようになった。お辞儀をすると頬骨の内側が金づちで叩かれたように痛み、頭痛薬も効かない。耳鼻科で内視鏡を見せてもらうと、副鼻腔の出口から黄色と緑が混ざった膿が滝のように喉へ流れ落ちていた」

鼻水が喉の奥へ垂れる「後鼻漏(こうびろう)」が生じると、夜間の激しい咳や喉の炎症を併発します。発熱という分かりやすいシグナルが消失しているからこそ、鼻汁の性状変化を見逃してはなりません。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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