じゃがいも栽培の肥料完全攻略|元肥と追肥の黄金比率と失敗防ぐ施肥術

じゃがいも栽培の肥料完全攻略|元肥と追肥の黄金比率と失敗防ぐ施肥術を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

追肥の効果を極限まで引き出すためには、日付ベースではなく植物の生育ステージに合わせた施肥が不可欠です。じゃがいも栽培では、「芽かき」および「土寄せ」という重要作業と追肥をセットで行うのがプロの常識です。

第1段階:芽かき直後(草丈10〜15cm頃)の追肥と浅い土寄せ

植え付けから約1ヶ月後、勢いのある芽が複数本伸びてきます。太くて元気な茎を1株あたり1〜2本(大玉狙い)または2〜3本(中玉で収量重視)残し、残りの弱小な芽を地際から引き抜く「芽かき」を実施します。

芽かきが終わった直後、株元から少し離れた周囲に化成肥料8-8-8なら1株あたりスプーン1杯程度(約10g)、畝全体なら1㎡あたり20〜30gを散布します。その後、株元に2〜3cmほどの厚さで周囲の土を寄せる「第1回土寄せ」を行います。これにより、新しく伸びてくる側根に養分を届けるとともに、株のぐらつきを防ぎます。

第2段階:開花期直前(草丈25〜30cm頃)の追肥としっかり土寄せ

本葉が増え、先端に小さな花芽が見え始める頃(植え付け後約50〜60日)、地下ではストロン(ほふく枝)の先端が膨らみ始め、本格的な芋の肥大期に突入します。

ここで2回目の追肥として、カリウム分を意識した肥料(じゃがいも専用肥料または化成肥料8-8-8を1㎡あたり20g程度)を畝の側面に施します。施肥後、芋が地上に露出して緑化(毒素ソラニンの生成)するのを防ぐため、株元へ5〜10cmほど土を高く盛り上げる「第2回土寄せ」を徹底します。

【重要警告】開花期以降の追肥は「百害あって一利なし」

花が咲き終わった後は、どれほど葉の色が薄くなってきたとしても、絶対に追肥を行ってはいけません。収穫前の追肥は、芋の二次成長(コブだらけの奇形芋の発生)や裂開、デンプン価の低下を招き、さらには収穫後の腐敗リスクを跳ね上げます。じゃがいもは、収穫の2〜3週間前には地上部の葉が自然と黄色く枯れ上がり、枯死とともに養分が完全に芋へ転流して完熟を迎える植物です。「枯れてきたから肥料を足す」という行動は命取りになります。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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