送りハンドルとは?教習所で減点される理由と危険性・正しい回し方を徹底解剖
送りハンドルとは?教習所で減点される理由と危険性・正しい回し方を徹底解剖について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。
「送りハンドルをすると一発で卒検に落ちる」という噂がインターネット上で囁かれることがありますが、警察庁が定める『運転免許技能試験に係る採点基準の運用の基準』において、「送りハンドル」という固有名称自体が禁止行為として明記されているわけではありません。しかし、現場の検定員や教習所関係者の証言を紐解くと、減点に直結する構造的な理由が浮かび上がってきます。
技能試験の減点項目には「ハンドル操作不適(5点減点)」という採点細目があります。送りハンドルを多用すると、以下のような運転挙動の乱れを誘発し、結果として減点判定を受けるケースが頻発します。
- 操作の遅れによる進路のブレ:交差点を曲がる際にステアリングの切り始め・戻し始めが遅れ、車体が大回りになったりふらついたりする(ふらつき:10点〜15点減点)。
- 舵角の把握不能に伴う切りすぎ・戻し遅れ:小刻みな持ち替えによって「現在タイヤがどの角度を向いているか」の感覚が鈍り、旋回後の直進復帰がスムーズに行えない。
- ステアリング下部の把持による視界・姿勢の不安定化:手をステアリング下側に集めることで上体が前傾し、周囲の安全確認や死角への目配りが疎かになる。
道路交通法第70条(安全運転の義務)には「車両のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と規定されています。教習所の実技試験において送りハンドルが厳しく指導されるのは、単なる形式美ではなく、確実に車両をコントロールするための基礎動作が未定着であると判断されるためです。