知らぬ間に変わる投票先?選挙区の最新区割りと調べ方を徹底解剖
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国政選挙における選挙区を理解する上で避けて通れないのが、衆議院と参議院における制度設計の違いです。両院では採用されている選挙制度が根本から異なり、それぞれの一票が持つ意味合いも大きく変化します。
衆議院で採用されているのは小選挙区比例代表並立制です。全国を289の小選挙区に分け、各選挙区から最多得票を獲得した「1名のみ」を選出します。この制度は政権交代可能な二大政党制を促しやすい反面、当選者以外の候補者に投じられた票がすべて「死票」になりやすい特徴を持っています。そのため、全国11のブロックごとに政党の得票率に応じて議席を配分する比例代表制(拘束名簿式)がセットで導入され、小選挙区で敗れた候補者が比例代表で復活当選する道も残されています。
対する参議院選挙区は、基本的に各都道府県を1つの単位とする大選挙区・中選挙区制の色彩を残しています。改選議席数に応じて1人区から最大6人区(東京都)まで幅があり、多様な民意を拾い上げる構造です。ただし参議院でも格差是正の波は避けられず、「鳥取県・島根県」「徳島県・高知県」のように隣接県を1つの選挙区に統合する「合区」が導入され、憲政史上大きな議論を呼び続けています。参議院の比例代表は非拘束名簿式であり、政党名だけでなく特定の候補者個人名を書いて投票できる点も、衆議院比例代表との明確な違いです。