おりものが緑色になる原因とは?放置の危険と受診の目安を専門解説
おりものが緑色になる原因とは?放置の危険と受診の目安を専門解説について徹底解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
医療機関へ直接足を運ぶことに強い抵抗がある層の間で、自宅で採取して郵送する性感染症検査キットの利用が定着しています。近年の検査キットは登録衛生検査所による高精度のPCR・SDA法を採用しており、検体採取の精度さえ保たれれば、病院と同等の確定診断精度を誇ります。
しかし、検査キットには重大な盲点が存在することを認識しておかなければなりません。それは「結果が出るまでに数日を要し、陽性と判明した後の処方・治療は結局のところ婦人科や泌尿器科を受診しなければならない」という二度手間の問題です。急性期で外陰部の熱感や排尿痛、下腹部痛を伴う場合は、郵送結果を待つ数日間のうちに病巣が拡大するため、最初から即日検査・院内処方が可能なクリニックを選択するべきです。
もう一つの決定的な盲点が「ピンポン感染」の構造です。トリコモナス原虫や淋菌・クラミジアは、男女間でキャッチボールのように再感染を繰り返します。特に男性側の症状は極めて軽微であり、尿道からのわずかな分泌物や軽い違和感程度で、自覚症状がほぼゼロのまま「保菌キャリア」となっている事例が半数を超えます。女性側が抗生剤治療法で完全に除菌を完了しても、パートナーが治療を行っていなければ、次回の性交渉で即座に再発します。
完治を期すためには、医師の指導のもと「症状の有無にかかわらずカップルで同時に検査・内服治療を実施し、治癒確認検査で双方が陰性となるまでは性行為を完全に禁止する」というプロトコルを遵守することが不可欠です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
おりものの異変に対して、自身がどのフェーズにあり、どのような行動を選択すべきかを明確にするための判断基準を提示します。
【即座に専門医の受診へ直行すべき人(経過観察が厳禁なケース)】
- おりものが明確な緑色・黄緑色を呈しており、悪臭(生臭い魚臭や腐敗臭)を伴う人
- 外陰部のかゆみと痛み、排尿痛、性交時痛、あるいは下腹部に重い鈍痛がある人
- 妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある人(早産・流産阻止のため一刻を争う)
- タンポンや月経カップを抜き忘れた可能性があり、異臭とおりものの急増がある人
- 市販のデリケートゾーン薬を数日塗布しても全く改善の兆しが見られない人
【検査キットの活用や計画受診を検討できる人(極めて限定的なケース)】
- 自覚症状(かゆみ、痛み、発熱、不正出血)が全くなく、色調も「わずかに黄色がかっている」程度で、排卵期や生理直前の一時的な分泌変化が疑われる人
- 多忙や心理的抵抗により今すぐ病院に行けないが、確定診断を得てから提携オンライン診療で処方を受けたい人(ただし悪化時は即受診が前提)