鼻血の止め方で「上を向く」はNg?医学的に正しい圧迫止血と危険サイン
鼻血の止め方で「上を向く」はNg?医学的に正しい圧迫止血と危険サインに関する疑問を分かりやすくまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
幼少期に「鼻血が出たら上を向いて首の後ろを叩きなさい」と教わった記憶を持つ人は多いはずです。しかし、現代の医療ガイドラインにおいて、この処置は明確な迷信と位置づけられています。
まず「上を向く」姿勢をとると、出血が止まるわけではなく、鼻腔から出た血液が喉へと流れ落ちてしまいます。流れ込んだ血液を飲み込んでしまうと、胃が刺激されて吐き気や嘔吐を引き起こす原因になります。さらに深刻なのは、気管に入り込んで窒息や誤嚥性肺炎を誘発するリスクです。特に自力で痰や異物を吐き出しにくい小さな子供や高齢者にとっては、非常に危険な体勢となります。
また「首の後ろを叩く」行為についても、医学的な止血効果は一切証明されていません。首の後ろにある太い血管を叩いても鼻腔内の血管収縮には寄与せず、かえって頭部や首への衝撃で血流を刺激し、出血を長引かせる要因になり得ます。