なぜラッパーの薬物逮捕は絶えないのか?カルチャーの背景と現在地
なぜラッパーの薬物逮捕は絶えないのか?カルチャーの背景と現在地とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
これまでにも、シーンを牽引してきた大物から若手の実力派まで、数多くの著名ラッパーが逮捕され、メディアを騒がせてきました。
かつてアンダーグラウンドの重鎮として名を馳せたベテランラッパーや、バトルブームを牽引した人気MC、さらにはユース層から絶大な支持を集める新世代のアイコンに至るまで、大麻所持による摘発事例は枚挙にいとまがありません。警察の家宅捜索によって吸引器具や乾燥大麻が押収され、現行犯逮捕されるパターンが大半を占めます。
また、大麻にとどまらず、覚醒剤やコカインなどのハードドラッグによる逮捕劇が報じられたこともあります。覚醒剤取締法違反での検挙は、単なるカルチャーの模倣では済まされない深刻な依存症や反社会的勢力との繋がりを想起させ、ヒップホップシーン全体の社会的信用を大きく失墜させる契機となりました。事件のたびにイベントの出演キャンセル、楽曲の配信停止、プロモーションの中止が相次ぎ、関係各所に多大な損害を与え続けています。