謙譲語と尊敬語の違いを完全攻略!主語で見分ける鉄則と誤用防止の極意
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ビジネスの現場で頻繁に交わされる動詞は、特定の不規則変化を伴うものが大半を占めています。「行く」「言う」「食べる」といった基本語は、頭の中で主語を照らし合わせながら瞬時に引き出せるよう、体系化された知識として身につけておく必要があります。
基本動詞尊敬語(主語:相手側)謙譲語(主語:自分側)現場での誤用リスクと編集部の見解言うおっしゃる
言われる申す(謙譲Ⅱ)
申し上げる(謙譲Ⅰ)「申される」は謙譲語に尊敬の助動詞を足した誤用。「おっしゃられる」も過剰敬語として忌避される傾向が強い。行く / 来るいらっしゃる
おいでになる
お越しになる伺う(謙譲Ⅰ)
参る(謙譲Ⅱ)「伺う」は訪問先という相手が存在する場合に使用。「参る」は聞き手全般へへりくだる丁重表現。食べる / 飲む召し上がるいただく
頂戴する会食で相手に「いただいてください」と勧めるのは致命的なミス。「お召し上がりください」が正解。見るご覧になる拝見する資料を送るメールで「拝見してください」と相手に要求する事故が多発。「ご覧ください」に統一すべき。知っているご存じである存じ上げている
存じている相手に対して「ご存じですか?」と聞くのは適法だが、否定形で「存じ上げません」は相手への謙譲となる。
上記の動詞変換早見表に示した通り、日常会話で無意識に口から出る単語ほど、脳内で「主語が相手か、自分か」を判定するワンクッションが不可欠です。とりわけ「食べる」の尊敬語である「召し上がる」と、謙譲語の「いただく」の取り違えは、取引先との会食や接待の場で教養を問われる最大のチェックポイントになっています。