聖泉大学が募集停止・閉校へ|決定的な理由と2026年現在の状況
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学校法人聖パウロ学園が設置する聖泉大学が学生募集停止を発表したのは2023年6月のことでした。2024年4月入学者からの募集をストップし、在学生全員が卒業するタイミングで大学の歴史に幕を下ろすという決定は、滋賀県内の高等教育界に激震を走らせました。
この決断に至った決定的な理由は、急激な18歳人口の減少と志願者数の構造的な低迷です。聖泉大学は1985年に開学した聖泉短期大学を前身とし、2003年に4年制の人間学部を開設、さらに2011年には需要が高まっていた看護学部を開設して生き残りを図ってきました。しかし、入学定員に対する充足率は年々低下し、慢性的な定員割れから抜け出すことができませんでした。
特に打撃となったのが、関西圏および滋賀県内における「看護学部新設ラッシュ」です。かつては高い人気を集めた看護学科でしたが、総合大学や医療系専門職大学が相次いで看護学科を新設したことで受験生の選択肢が一気に拡散。ブランド力や交通アクセスで優位に立つ京都・大阪方面の大学への流出が加速し、厳しい財政状況へと追い込まれました。学園理事会は教育の質を維持しながら健全な経営を続けることは困難と判断し、苦渋の決断として廃校への道を歩み始めました。