足の付け根が急に痛い原因とは?放置厳禁の危険な病気と受診目安
足の付け根が急に痛い原因とは?放置厳禁の危険な病気と受診目安の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
「坐骨神経痛といえばお尻から太ももの裏側が痛むもの」という先入観は、医療現場でも頻繁に見られる代表的な誤解です。しかし、腰椎の上部(第2・第3・第4腰椎)から出る神経根が圧迫される大腿神経痛(高位腰椎椎間板ヘルニアなど)を発症した場合、痛みや痺れは太ももの後面ではなく、足の付け根の前側から太もも前面、膝の内側にかけて走ります。
股関節自体をいくらレントゲン検査しても異常が見つからず、最終的に腰椎のMRI検査によって初めて確定診断に至る症例は少なくありません。「股関節を動かしても痛みが変わらないのに、前かがみになったり咳をしたりすると足の付け根に痛みが響く」という場合は、股関節局所ではなく腰椎由来の神経障害を疑う必要があります。
また、「安静にしていれば自然に治るだろう」と痛みを我慢して歩行を続けると、痛む側の足をかばう不自然な歩行パターン(跛行)が定着し、反対側の股関節や膝、腰にまで二次的な運動器障害が連鎖するリスクが生じます。原因の早期特定こそが回復への最短ルートです。