バレーの突き指テーピング決定版!可動域を残す部位別固定術と応急処置

バレーの突き指テーピング決定版!可動域を残す部位別固定術と応急処置を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

バレーボール選手にとって、指関節をガチガチに固めて棒状にしてしまうテーピングは、ボールコントロールを完全に破綻させる原因となります。セッターの繊細な指先のしなりや、アタッカーがボールを巻き込むスナップ動作を殺さずに、痛めた靭帯だけを強固にガードする――これこそが、競技現場で求められる突き指テーピングの動かせる巻き方の真髄です。

関節の「曲げる動き(屈曲)」は一定程度許容しながら、「過度に反る動き(過伸展)」と「左右への横ブレ」を物理的にシャットアウトする工法を選択することで、痛みを防ぎながらプレーの精度を維持することが可能になります。

さらに、練習中や試合前の慌ただしいベンチ裏において、バレーボールの突き指テーピングの巻き方を一人でできる技術を身につけておくことは、すべてのプレーヤーにとって必須の自衛スキルと言えます。

親指の固定術:強打とブロックの衝撃からMP関節を守る「Xサポート」

親指は他の4本の指と異なり、独立して対立運動を行う特殊な構造をしています。ブロック時に親指の付け根(MP関節)を外側へ弾かれたり、アンダーハンドパスでボールが親指の先を直撃した際は、靭帯を強烈に引き伸ばされます。この部位を保護するためのバレーボールの突き指テーピングにおける親指固定では、手首をアンカー(土台)にしたクロス補強が決定打となります。

まず手首に非伸縮テープ(25mm〜38mm)を軽く1周巻き、親指の付け根から手首のアンカーに向けて、テープを斜め交差させるように「X字」を描きながら2〜3本重ねて貼ります。最後に親指の関節を挟むようにフィギュアエイト(8の字)を描いて巻き上げることで、親指が外側へ反り返る致命的な外力を物理的に遮断します。この巻き方であれば、指先自体の感覚はフリーに保たれるため、オーバーハンドパスの感触を狂わせることがありません。

小指・薬指の固定術:隣の指を添え木にする「2本固定(バディテーピング)」

コートの外側に位置する小指は、ブロックの端にボールを当てられた際、外側へ無理やり引き裂かれるストレスを受けやすい指です。細く華奢な小指を単体で巻いても十分な強度は得られません。そこで極めて有効なのが、健常な隣の指をギプス代わりにするバレーの突き指テーピングにおける2本固定(バディテーピング)です。

小指を痛めた場合は薬指と、人差し指を痛めた場合は中指とセットにして固定します。固定の最大のコツは、痛めた関節の「上下(手のひら側と指先側)」の2箇所にテープを通すことです。関節の曲がるシワの真上にテープを貼ってしまうと指が完全に曲がらなくなりますが、関節の隙間を避けて上下に巻くことで、2本の指が連動してスムーズに曲がり、ボールタッチの可動域を自然に残すことができます。指と指の間に小さなガーゼを挟んでおくと、長時間のプレーによる皮膚の擦れや汗蒸れを防止できます。

なお、一人で巻く際は、テープをあらかじめ指の太さに合わせて適正な長さにカットし、机の端や太ももに仮止めしておくと、片手だけでもブレることなく確実なテンションで巻き上げることができます。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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