Novelbright「Walking with You」ヒットの裏側と歌唱力

Novelbright「Walking with You」ヒットの裏側と歌唱力の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

ロックシーンにおける近年のバイラルモデルを語る上で、Novelbrightの「Walking with you」は欠かせないケーススタディです。本作は2018年10月3日にリリースされたミニアルバム『SKYWALK』のリード曲として世に出ました。リリース当初から一部の早耳ファンの間では評価されていたものの、全国規模のチャートアクションを起こすまでには約1年の潜伏期間がありました。

転機となったのは、2019年7月から8月にかけて敢行された全国5都市での「崖っぷち路上ライブツアー」です。仙台駅前をはじめとするストリートで、竹中雄大がマイク一本で放つ突き抜けるようなハイトーンボイスとエモーショナルなバンドアンサンブルが通行人の足を止めました。その場にいた一般リスナーがスマートフォンで撮影した動画がTikTokやX(旧Twitter)に投稿されると、「路上でこの歌唱力はありえない」「口から音源以上のクオリティ」と瞬く間に拡散。TikTokでのバズを起爆剤に各ストリーミングチャートを急浮上し、LINE MUSICやSpotify、Apple Musicのデイリーランキングで連日上位を独占する社会現象へと発展しました。

当時、大型ドラマ主題歌やテレビCMなどの大々的なタイアップを持たないインディーズ楽曲が、純粋なストリートの熱量とSNSのアルゴリズムによってトップチャートを席巻した事例は極めて稀でした。この爆発的な反響が決定打となり、バンドは2026年8月にユニバーサルミュージックの「UNIVERSAL SIGMA」から配信シングル「Sunny drop」でメジャーデビューを果たしました。路上から始まった物語は、デジタルネイティブ世代の心を掴む確固たる足がかりとなったのです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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