熱気あふれる宵山と辻回し!地元記者が明かす京都祇園祭の全貌

熱気あふれる宵山と辻回し!地元記者が明かす京都祇園祭の全貌を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

前祭の巡行の先頭を走る長刀鉾には、神の使いとされる「生稚児(いきちご)」が乗り込む。選ばれた10歳前後の少年が務める長刀鉾稚児は、神聖な儀式を経て神の化身となり、四条麩屋町に張られた注連縄(しめなわ)を真剣で一刀両断する。神域と俗界を隔てる結界を解き放つこの瞬間、張り詰めた静寂は地鳴りのような拍手へと変わる。

動く美術館と称される山鉾を飾るのは、日本古来の染織や漆工にとどまらない。16世紀から17世紀にかけてシルクロードやヨーロッパから海を渡ってきたゴブラン織のタペストリーやペルシャ絨毯など、貴重な外来の逸品が懸装品(けそうひん)として惜しみなく使われている。これら絢爛豪華な伝統工芸・民俗芸能の集積は、京都の豪商たちが富と美意識を結集させて守り抜いてきた文化遺産の頂点である。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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