元警察官の転職先と退職理由の真相|給与・退職金から民間評価まで解剖
元警察官の転職先と退職理由の真相|給与・退職金から民間評価まで解剖の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
長年にわたりキャリア支援の現場や元警察官たちの実態を追ってきた結論として、転職後に充実した生活を送る人と、退職を深く後悔する人との間には、明確な「心理的・組織的適性の差」が存在する。セカンドキャリアを検討する上で直視すべき基準は以下の通りだ。
【転職に成功し、飛躍できる人の条件】
- 「階級と手帳」の威光を自ら捨て去れる人:警察手帳を見せれば相手が身じろぎした公権力の感覚を完全に忘れ、一人の名もなきビジネスパーソンとしてゼロから頭を下げられる謙虚さがあること。
- 加点主義のビジネス思考に切り替えられる人:「ミスをしないこと」を最優先する警察文化から、「リスクを取って付加価値や売上を生み出すこと」を歓迎するプロフィット思考へ柔軟に順応できること。
- 自己管理能力を自立して発揮できる人:業務マニュアルや上官の指揮命令がなくても、自らの頭で課題を発見し、裁量を持って主体的にスケジュールを動かせること。
【民間転職をおすすめできない・慎重になるべき人の条件】
- 公務員の身分保障と社会的ステータスに依存している人:「警察官の妻・夫」という周囲からの信頼感や、倒産・解雇のリスクが極めて低い公務員特有の安心感を失うことに耐えられない人。
- 指示待ち姿勢が染み付いている人:すべてが規則(服務規程)で規定され、上の命令に従うだけで完結していたルーティンワークを好み、自ら意思決定することを極端に恐れる人。
- プライドが高く、年下の指導を受け入れられない人:民間に出れば、20代の若い上司から初歩的なPCスキルやビジネスマナーを指導される場面に必ず直面する。その際に「元警察官」という余計な自負が邪魔をして反発してしまう人。
警察という組織は、良くも悪くも強固な家族的共同体であり、外敵から守られた防空壕でもある。その防空壕を飛び出すには、自由を獲得する対価として、結果責任をすべて一人で背負い込む覚悟が不可欠となる。