除草剤ザクサの真価とは?プロが選ぶ理由とバスタ・ラウンドアップ比較
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除草剤ザクサ(三井化学アグロ・北興化学工業などが展開)が農業界で高い評価を受け続けている最大の理由は、有効成分であるグルホシネートP(L-グルホシネート)の化学的特性にあります。従来のグルホシネート剤(バスタなど)は、除草活性を持つ「L体」と活性を持たない「D体」が1対1で混在するラセミ体でした。これに対し、ザクサは光学異性体のうち除草活性を担うL体のみを高純度に抽出・製剤化することに成功した世界初の除草剤です。
植物体内に吸収されたグルホシネートPは、アミノ酸合成に関わるグルタミン合成酵素の働きを強力に阻害します。その結果、植物体内に有害な遊離アンモニアが急速に蓄積され、光合成装置が破壊されて細胞が枯死に至ります。この作用機序のスピードは極めて速く、散布からわずか2〜3日後には葉の黄化・褐変が始まり、5〜7日程度で地上部が完全に枯死します。
さらに、気温が10℃前後にまで低下する春先や晩秋の低温条件下であっても、吸収移行型剤のように効果が極端に遅延することがありません。天候が不安定な時期でも計画通りの除草作業を可能にする安定性が、多忙を極める現場のプロから厚い支持を得る理由となっています。