右綴じと左綴じの違いとは?縦書き横書きのルールと製本の失敗防止策

右綴じと左綴じの違いとは?縦書き横書きのルールと製本の失敗防止策の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

右綴じと左綴じの根本的な違いは、冊子を表紙側から見て「右側を固定しているか」「左側を固定しているか」にあります。同時に使われる「右開き」「左開き」という表現は「表紙をめくるときにどちら側へ開くか」を示しており、右綴じの本は左手で右側のページをめくって左へ進むため「右開き」、左綴じの本は右手で左側のページをめくって右へ進むため「左開き」と呼ばれます。実質的に「右綴じ=右開き」「左綴じ=左開き」と同義です。

この二者を分ける絶対的な基準が、本文の文字方向(縦書きか横書きか)です。

日本語の縦書き文章は、文字が上から下へ流れた後、次の行は必ず「左」へ進みます。ページ全体の視線は右上から左下へと移動し、次のページは現在読んでいるページの「左側」に存在しなければなりません。したがって、左へ左へと読み進める動線に合わせ、本の右端を留める「縦書き右綴じ」が物理的かつ認知工学的な必然となります。日本の小説、新聞、文芸誌、商業漫画がすべて右綴じを採用しているのはこのためです。

一方、英語をはじめとする欧文や、数字・アルファベットが頻出するビジネス文書、学術論文、WEBサイトのデザインはすべて左から右へと進む横書きです。横書きの視線は左上から右下へと抜け、次のページは「右側」へ展開します。そのため、ページの右端をめくって読み進める「横書き左綴じ」が基本ルールとして適用されます。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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