競馬のダートとは?芝との違いや砂の厚さ・重馬場と血統を徹底解説
競馬のダートとは?芝との違いや砂の厚さ・重馬場と血統を徹底解説について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
英語の「Dirt」は本来「土」や「泥」を意味しますが、日本の競馬場におけるダートコースは、ほぼ100%に近い比率で「砂」が敷き詰められています。アメリカをはじめとする海外主要国のダートコースが土や粘土を配合した硬い走路であるのに対し、日本のダートはクッション性に優れた天然砂や砕石砂を採用している点が大きな特徴です。
この材質の違いが、競走馬に求められる能力を大きく変えます。芝コースが地面を蹴って推進力を得る「スピードとしなやかさ」を競うのに対し、砂に脚が埋まりながら前へ進む日本のダートコースは、深い砂を力強く掻き分ける「圧倒的なパワーとスタミナ」が問われます。
JRA公式の施設管理データによると、中央競馬のダートコースにおける砂の厚さ(クッション砂の深さ)は原則として「9.0cm」に均一調整されています。一方、地方競馬では競馬場ごとに設定が異なり、大井競馬場のようにタフなレース展開を促すため「10.0cm」に設定されているケースもあります。わずか1cmの深さの違いであっても、競走馬が受ける脚への負荷と走破時計には大きな差が生じます。