8月の折り紙決定版!高齢者施設や保育園の壁面を彩る簡単&立体制作術

8月の折り紙決定版!高齢者施設や保育園の壁面を彩る簡単&立体制作術を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

福祉施設や保育施設の現場を取材すると、ネット上の折り紙解説動画や書籍を見ただけでは予見できない「リアルなトラブル」が浮き彫りになります。

都内の介護老人保健施設で10年以上のキャリアを持つ作業療法士は、次のように打ち明けます。

「ネットで『高齢者向け』と紹介されている花火や立体カブトムシの中には、角を細かく折り込む工程や硬い紙を4枚重ねて折る工程が含まれているものが少なくありません。関節リウマチや拘縮のある利用者様にとって、これは指先に過度な痛みを伴わせ、結果的に『もうやりたくない』という意欲低下(自尊心の損傷)を引き起こしてしまいます。折り筋は15cm角の標準紙よりも、あえて24cm角の大判折り紙を使うなど、持ちやすさと視認性を担保する現場判断が不可欠です」

一方、都内私立保育園の主任保育士は、園児たちの発達段階と時間配分のギャップを指摘します。

「夏休み期間は合同保育になることも多く、年齢差がある中で一斉に折り紙を進めると、工程についていけない3歳児が紙を握りつぶして泣いてしまったり、逆に年長児が退屈してしまったりします。また、糊をつけすぎて画用紙が波打って破れる事故も頻発します。現在は、ハサミや糊を使う工程と純粋に折る工程をテーブルごとに分け、子どもたちが自主的に選べるレイアウトを採用しています」

さらにSNS上の介護職コミュニティでは、「月末の壁面更新のために職員が持ち帰りで何十輪もひまわりを折っており、本末転倒な残業温床になっている」という切実な告発も見受けられます。利用者のためのレクリエーションが、いつの間にか職員の負担になっていないか——制作プロセスそのものの見直しが強く求められています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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