お彼岸とお盆の違いを徹底解剖!目的や時期・タブーの真相【2026】
お彼岸とお盆の違いを徹底解剖!目的や時期・タブーの真相【2026】に関する最新のニュースを速報でお届けします。最新情報を求める方は必見です。
お盆とお彼岸では、自宅の仏壇のしつらえや行うべき儀式にも大きな違いがあります。とくに、霊の往来を伴うお盆の「迎え火・送り火」や「初盆(新盆)の段取り」は、手順の正確さが求められる現場作法です。
お盆の迎え火は、8月13日(新暦盆では7月13日)の夕暮れ時に行います。素焼きの皿である「焙烙(ほうろく)」の上に、麻の茎の皮を剥いだ「オガラ(麻がら)」を井桁や束にして組み、火をつけて煙を立たせます。先祖の霊が迷わずに我が家へたどり着くための道標であり、玄関先や門口で焚くのが基本です。マンションなどの集合住宅で火気厳禁の場合は、玄関内やベランダで無理に火を焚かず、盆提灯の明かりを灯すことで迎え火の代わりとします。
送り火は、8月16日の夕方、同じく焙烙とオガラを用いて行います。「無事にお過ごしいただけただろうか」という感謝とともに、再びあの世へ帰る霊を見送る儀式です。京都の「五山送り火」のように地域全体で行われる大規模なものも、この家庭内の送り火と本質的な意味は同一です。
仏壇の飾り方においても、お彼岸は通常の仏壇を綺麗に清掃し、季節の花(菊やリンドウ、カーネーションなど)とぼたもち・おはぎをお供えするシンプルな形をとります。しかし、お盆では仏壇の前に「精霊棚(盆棚)」を特設するのが正式な作法です。真菰(まこも)の筵(むしろ)を敷き、キュウリに割り箸を刺した「精霊馬(早く家に帰ってこられるように足の速い馬)」、ナスに割り箸を刺した「精霊牛(供物をたくさん乗せてゆっくり景色を楽しみながら帰れるように力強い牛)」を供えます。また、細く長いそうめん(幸せが長く続くように、あるいは霊の荷物を縛る手綱に見立てる)や、水滴を垂らしたハスの葉などを並べます。
故人が亡くなって四十九日を過ぎたあとに初めて迎える「初盆(新盆)」では、親族や故人と親しかった人を招いて僧侶による読経を行うため、通常の盆供養とは規模が異なります。初めて帰ってくる故人の霊が迷わないよう、絵柄のない「純白の白提灯」を玄関や軒先に吊るし、法要後にお焚き上げまたは処分するのがマナーです。初盆のお布施相場は30,000円〜50,000円とされ、参列者への引き出物(2,000円〜5,000円相当の消えもの)や会食(お斎=おとき)の準備を数週間前から進めておく必要があります。