オープニングアクトとは?前座との違いや開演時間・抜擢の裏側を解説
オープニングアクトとは?前座との違いや開演時間・抜擢の裏側を解説についての真相をお届けします。
実際にライブ会場へ足を運ぶ観客と、ステージに立つアーティスト双方は、オープニングアクトという時間をどのように受け止めているのでしょうか。SNSやブログプラットフォーム「note」(2024年9月の音楽ファンによる考察記事『オープニングアクトには厳しくもやさしく』等)、さらにはライブ現場での生の声から、ネットの反応と評判のリアルな実態を検証します。
かつて自身が売れない時代に数々のオープニングアクトを経験し、後に武道館やアリーナを満員にするまでになった複数のロックバンドのフロントマンたちは、当時のインタビューや自伝的手記の中で、異口同音にその過酷さと喜びを語っています。あるバンドマンは手記の中で「客席の99%が自分たちを知らない完全アウェイ。ステージに出た瞬間、スマホをいじっている客や腕組みをして冷ややかな視線を送る最前列のファンを見た時は足が震えた。それでも3曲目のサビで拳が上がった瞬間、音楽で壁を壊せたと確信した」と生々しい心情を吐露しています。
一方、観客側の反応をSNSや掲示板で調査すると、肯定派と否定派の意見が鮮明に分かれます。
- 肯定派の生の声:「目当てのバンド目当てで行ったのに、O.A.のバンドが良すぎて終演後に即物販へ走ってCDを買った」「数年後に紅白やドームに出るようになった時、『実はあのツアーのO.A.で観たんだよ』と語れるのがライブ通の醍醐味」
- 否定派・戸惑いの声:「立ちっぱなしのオールスタンディングで、興味のないO.A.から転換まで合計45分も待たされるのは体力的にきつい」「ワンマンライブだと思ってチケットを買ったのに、後からO.A.追加が発表されて複雑な気分になった」
こうした観客側の事情から発生する疑問が、「オープニングアクトの時間を避けて後から入ってもいいのか?」という途中入場のマナーに関する問題です。結論から言えば、仕事の都合や体力の配分を考慮して本編から入場すること自体は、規約違反でもマナー違反でもありません。ただし、ライブ現場の秩序と周囲の観客への配慮として、以下の3つの鉄則を守る必要があります。
- 入場タイミングは「曲間」または「転換中」を選ぶ:オープニングアクトが演奏している最中に重い防音扉を開폐したり、暗い客席内を移動したりすると、演奏中のアーティストや真剣に聴いている観客の集中を妨げます。最もスマートなのは、オープニングアクトが終了した直後の「転換時間(約15分〜20分間)」に入場することです。
- スタンディング公演で前方へ無理に割り込まない:整理番号が早いチケットを持っていたとしても、開演後に遅れて入場した時点でその優先権は失われます。すでに開場から待機している最前列付近の観客を押しのけて前へ進む行為は、現場で最も嫌われるマナー違反です。
- 指定席でも周囲への一礼を忘れない:ホールやアリーナの指定席で途中入場する場合、すでに着席している同じ列の観客に一度立ってもらう必要があるため、必ず曲間を見計らって「すみません」と声をかけて移動しましょう。