食べるエメラルド「じゅんさい」とは?旬の味覚とぬめりの秘密を徹底解剖
食べるエメラルド「じゅんさい」とは?旬の味覚とぬめりの秘密を徹底解剖の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
じゅんさいの持ち味を最大限に引き出すためには、加熱のタイミングを見極めるじゅんさい下処理方法がすべてを左右します。調理師や産地の料理人が徹底している基本のステップは次の通りです。
【失敗しない生じゅんさいの基本下処理手順】
- 水洗い:ボウルに張った冷水にじゅんさいを静かに入れ、2〜3回水を替えながら表面の浮遊物や細かい汚れを優しく洗い流してザルにあげる。
- 短時間の湯通し:深鍋にたっぷりの湯を沸騰させ、強火のままじゅんさいを一気に投入する。
- 色の変化を捉える:茶褐色から鮮やかなエメラルドグリーンに変わるまでわずか10秒〜20秒。茹ですぎるとぬめりが溶け出すため、瞬時にザルへ引き上げる。
- 氷水で一気に急冷:あらかじめ用意しておいた氷水に浸し、芯まで一気に熱を奪う。この急冷工程によって、鮮烈な緑色とシャキシャキした歯触りが定着する。
下処理が完了したら、冷涼感をダイレクトに楽しむじゅんさい酢の物レシピが王道の食べ方です。小鉢に冷やしたじゅんさいを盛り、出汁2:酢1:薄口醤油1:みりん0.5で合わせた三杯酢(または市販のポン酢)を注ぎ、すりおろした生姜や本わさびを天盛りにします。酸味と出汁の旨味が豊かなぬめりに絡みつき、暑さを忘れさせる一品に仕上がります。
また、現地秋田で最も愛されている食べ方が、熱々の出汁でいただくじゅんさい鍋郷土料理です。
日本三大地鶏の一つである「比内地鶏」のガラから引いた濃厚な黄金出汁に、比内地鶏の正肉、ささがきごぼう、舞茸、根付きセリを煮立たせます。具材に火が通ったクライマックスに、たっぷりの生じゅんさいを鍋へ投入。出汁の熱をまとったじゅんさいは、ゼリー層が出汁の旨味を抱き込み、噛めば地鶏の脂と上品な青味が調和して、得も言われぬ至福の喉ごしを生み出します。