ひらがな「も」の書き順は縦から!大人が間違える理由と美文字の法則
ひらがな「も」の書き順は縦から!大人が間違える理由と美文字の法則の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
なぜこれほど多くの大人が横棒から書いてしまうのか、その根本原因はも 字母 毛 違いと日本語の文字の成り立ちに隠されています。
ひらがなは平安時代、万葉仮名として使われていた漢字の草書体をさらに簡略化して生まれました。「も」の字母(元の漢字)は「毛」です。漢字の「毛」の正しい筆順を思い出すと、以下の順序になります。
- 第1画:左上の短い払い(ノ)
- 第2画:上部の横棒(一)
- 第3画:下部の横棒(一)
- 第4画:縦に下ろして右へ曲げて跳ねる(乚)
漢字の「毛」は横棒を先に書いてから最後に縦の曲げハネを書く筆順です。小学校で漢字を習った際、この「毛」の筆順が脳内に強く定着した結果、無意識のうちにひらがなの「も」にも同じ構造を当てはめてしまい、「横棒→縦棒」の順で書いてしまう大人が多発しています。
平安期の能書家たちが「毛」を草書で崩して書く過程において、筆の穂先を紙から離さずに流れるように書く「筆脈(ひつみゃく)」を重視した結果、縦の主軸を一気に下ろしてから横の払いに連続させる運筆が定着しました。この草書の筆の流れがそのまま固定化され、現在の平仮名 筆順 ルールとして「縦が先、横が後」と規定されるに至りました。