チョコの湯煎で失敗する理由とは?プロ直伝の適温50℃と分離復活の裏技
チョコの湯煎で失敗する理由とは?プロ直伝の適温50℃と分離復活の裏技の真相について、最新情報を詳しくお届けします。
万が一、ボウルの中に水が入ってザラザラに固まってしまったり、熱すぎて油が分離してしまった場合でも、高価なチョコレートをゴミ箱に捨てる必要はありません。製菓科学の乳化技術を応用することで、別のおいしいスイーツへと完全に再生させることが可能です。
水が入ってボソボソになった時の復活裏技
水が混入して団子状に固まったチョコレートは、残念ながら薄いコーティング用チョコに戻すことはできません。しかし、「生クリーム(または温めた牛乳)」を加えることで極上のガナッシュ(生チョコ)に転換できます。
小さじ1杯程度の温めた生クリーム(約40℃)を硬くなったチョコに加え、泡立て器で一定方向に素早くかき混ぜます。水分と油分の比率を一度「乳化可能なバランス」まで強制的にシフトさせることで、分離していた組織が再結合し、驚くほど艶やかなペースト状に戻ります。固まり具合を見ながら、滑らかになるまで小さじ1ずつ水分を足していくのが成功の秘訣です。
高熱で油が浮いて分離した時の復活裏技
熱変性によってカカオバターが分離した場合は、まずボウルを直ちに湯煎から外し、濡れ布巾の上に置いて全体の温度を下げます。分離の初期段階であれば、大さじ1杯程度のぬるま湯または温めた生乳(40℃前後)を加え、ハンドブレンダーやホイッパーで強い剪断(せんだん)力をかけて攪拌すると、再びエマルションが形成されて滑らかさを取り戻します。もし完全にタンパク質が焼き固まってしまった場合は、そのまま薄力粉や卵と混ぜ合わせ、ブラウニーやガトーショコラなどの焼き菓子生地に流用すれば、濃厚なコクとして活かすことができます。