世界を変えた哲学者一覧!時代順の思想系譜と心に響く名言を完全解説
世界を変えた哲学者一覧!時代順の思想系譜と心に響く名言を完全解説の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
哲学の営みは西洋の専売特許ではありません。自己と他者、自然と人間を不可分なものとして捉える東洋思想や、東西の思索を融合させた日本の近代哲学もまた、世界的に高い評価を獲得しています。
古代中国の東洋思想では、人間関係の道徳秩序(仁・礼)を重んじる孔子の儒教と、作為を捨てて大自然の法則に従う「無為自然」を説いた老子・荘子の道家思想が対極をなしつつ、人々の精神的支柱となってきました。
明治以降の日本においては、西洋哲学の輸入にとどまらず、日本固有の美意識や禅の精神を論理的に言語化する試みが進みました。
- 西田幾多郎(1870〜1945年):主著『善の研究』において、主観と客観が分かれる前の生々しい直接体験である「純粋経験」を提唱。京都学派の創始者として、東洋的無の境地を西洋論理学で体系化しました。
- 九鬼周造(1888〜1941年):フランス留学でベルクソンやハイデガーに師事した後、江戸の粋(いき)文化を現象学の手法で分析した名著『「いき」の構造』を執筆。媚態・意気地・諦めという3要素から日本独自の美意識を解剖しました。
- 和辻哲郎(1889〜1960年):名著『風土』において、モンスーン・砂漠・牧場という気候風土が人間の精神構造や文化形成に決定的な影響を与えていることを論述しました。