都立の雄・東久留米総合高校サッカー部の現在と推薦セレクション

都立の雄・東久留米総合高校サッカー部の現在と推薦セレクションの全貌を詳しく解説してご紹介します。

東久留米総合高校サッカー部を語るうえで外せないのが、全国高校サッカー選手権大会における伝説的な戦いの数々です。第88回大会(2009年度)で都立校として歴史的な選手権全国出場を果たし、第90回大会(2011年度)、そして第98回大会(2019年度)でも8年ぶりとなる全国切符を掴み取りました。潤沢なスカウト網を持つ私立高校を公立高校がなぎ倒す姿は、「都立の奇跡」ではなく「綿密に計算された必然の勝利」として全国の高校サッカーファンを熱狂させました。

その強さの根幹にあるのが、前身の都立久留米高校OBである元日本代表・中村憲剛氏の存在です。彼が在校していた時代から脈々と流れる「自分たちで考え、ピッチ上で判断を下す」という自主自律の精神は、歴代のメンバーに深く浸透しています。中村憲剛氏自身、当時のインタビューや手記のなかで「体が小さかった自分が生き残るために、首を振り続け、判断のスピードを極限まで高めた原点が久留米高校のグラウンドにあった」と振り返っています。

私立強豪のような圧倒的な個のフィジカルや打開力に頼るのではなく、ピッチ上の11人全員が連動する「人とボールが動くサッカー」。守備時には全員が連動して相手の選択肢を狭め、ボールを奪えば最短手数でゴールへ迫る。この徹底した戦術規律と選手個々の戦術眼こそが、歴代の大会で番狂わせを演じ続けてきた最大の要因です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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