日本最古の古道「山の辺の道」完全踏破!天理〜桜井の見どころ徹底解剖

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山の辺の道が「日本最古の古道」と呼ばれる根拠は、8世紀に編纂された古代史書にあります。崇神天皇や景行天皇の時代から大和朝廷の中枢と各地を結ぶ主要幹線道路として機能し、万葉の歌人たちが愛や別れ、旅の情景を詠み込んできました。現在ハイキングコースとして親しまれている区間のうち、最も魅力が凝縮されているのが天理から桜井へ抜ける南ルートです。

このルートの決定的な魅力は、歩を進めるごとに大和王権の発祥期から現代へと続く祈りの系譜を身体で体感できる点にあります。スタート地点となる天理側の要所・石上神宮は、古代の有力豪族・物部氏の総氏神であり、国宝の「七支刀(しちしとう)」を伝世する屈指の古社です。境内には色鮮やかな神鶏が放し飼いにされ、荘厳な森の静けさと相まって独特の神聖な空気を醸し出しています。

中間地点に位置する長岳寺は、824年に弘法大師空海が開基したと伝わる名刹です。日本最古の鐘楼門(重要文化財)をくぐると、春のツツジ、初夏のカキツバタ、秋の紅葉と四季折々の花々が迎えてくれます。境内茶堂で味わえる名物の三輪そうめんや、本堂に安置された阿弥陀三尊像(重文)の拝観は、歩行の中盤における最高の精神的リフレッシュスポットとなります。

そして旅の終着点となるのが、三輪山そのものをご神体とし、本殿を持たない原初的神道の姿を残す大神神社(おおみわじんじゃ)です。境内に漂う杉の香りと神聖な杉木立、大鳥居の圧倒的な存在感は、長旅を歩き切ったハイカーに深い達成感を与えてくれます。道中には崇神天皇陵や景行天皇陵といった巨大古墳群が連なり、西を見晴らせば大和三山(畝傍山・香久山・耳成山)と奈良盆地が一望できる絶景ポイントが随所に広がっています。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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