前田裕二が明かす熱狂の極意|メモの魔力から最新経営戦略まで
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彼の原体験は、幼少期の路上ライブにまで遡る。少年時代、弾き語りで投げ銭を得るために試行錯誤を重ねた経験が、のちのビジネス観の骨格を形作った。「どうすれば通りすがる人の足を止められるか」「どんな曲を歌えば心に響くのか」。マーケットの反応をストリートで肌で感じ取ったこの原体験こそが、彼の思考の起点だ。
その後、大学を卒業した彼は外資系金融機関であるUBS証券に入社。ニューヨークのハードな環境で徹底的に叩き込まれた財務分析と資本主義の論理は、彼の直感的なアイデアに揺るぎない骨組みを与えた。だが、彼の情熱は金融の枠組みには収まらなかった。DeNA創業者の南場智子氏との出会いを機に同社へ転職し、社内事業としてSHOWROOMを立ち上げ、のちにSHOWROOM株式会社として独立を果たした。この極端とも言えるキャリアの振れ幅こそが、他の追随を許さない事業開発力の背景にある。