東大理科一類・二類・三類の違いとは?進振りと就職の真相を完全解剖

東大理科一類・二類・三類の違いとは?進振りと就職の真相を完全解剖についての最新情報を徹底解説します。

東大入学者は全員、最初の2年間を「教養学部前期課程」の学生として駒場キャンパスで過ごします。必修科目の線形代数や微積分、基礎実験、外国語(英語+第二外国語)などを履修し、2年次夏学期までの成績(「重率」と呼ばれる傾斜配点がかけられた基本平均点)を算出。その点数を持ち点として、2年次秋に行われる「進学選択」の志望登録に臨みます。

進学選択の枠には、各科類ごとにあらかじめ優先配分されている「指定科類枠(指定枠)」と、文科・理科を問わず全学生に開かれている「全科類枠(全類枠)」が存在します。ここに理類ごとの「進振り格差」が生じます。

進学先学部・学科理科一類からの進学難易度(底点)理科二類からの進学難易度(底点)現場の傾向と特徴工学部(航空宇宙・電子情報など)指定枠が多く、75〜85点前後で通過可能枠が極めて少なく、80点台後半〜90点弱が必要理二から花形工学学科を狙うハードルは極めて高い薬学部(薬科学科・薬学科)全類枠頼みとなり、82〜86点程度の高得点が必須指定枠が手厚く、70点台中盤〜後半で内定可能創薬・薬学志望なら理二が圧倒的に有利農学部(生命化学・応用生命など)指定枠がほぼなく全類枠競争(75点以上)指定枠が極めて潤沢で、60点台でも内定学科あり理二の最大のセーフティネットとして機能理学部(数学科・物理学科)物理は78〜82点、数学は75点前後が目安枠が数名しかなく、85点前後の猛烈な競争基礎物理・数理志望は理一以外に逃げ道なし

東大生の間で飛び交う「底点(最低合格点)」は、合格者の最低ラインを示します。理一に入学すれば、工学部の定員が約1,000名用意されているため、平均点60点台半ばを維持していればどこかの工学系学科にはほぼ確実に潜り込めます。しかし、理二から同じ工学部の人気学科(電子情報工学科や航空宇宙工学科)に行こうとすると、指定枠が1〜2名しかない、あるいは全類枠での出願を強いられ、医学部並みのハイアベレージが求められます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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