【驚愕の真相】なぜピンクの深海魚は赤い?過酷な海で進化した驚きの生態
【驚愕の真相】なぜピンクの深海魚は赤い?過酷な海で進化した驚きの生態の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
ネットコミュニティやSNSで「ピンクの深海魚」と検索した際、真っ先に現れるのが、つるりとしたピンク色の皮膚に潰れたような大きな鼻を持つ怪魚の姿です。この生物の標準和名はニュウドウカジカ(学名:Psychrolutes phrictus、ウラナイカジカ科)、英名では「ブロブフィッシュ(Blobfish=ぶよぶよした魚)」と呼ばれています。2013年に英国の「醜い動物保存協会」が主催したマスコット投票で1位に選出されて以来、世界的なポップアイコンとして定着しました。
しかし、展示施設の関係者や海洋生物学者が口を揃えて指摘するのは、「ネットに流出しているあのピンクのドロドロした姿は、本来の生きた状態ではない」という衝撃の事実です。本来、ニュウドウカジカは太平洋北部の水深600〜1,200メートル前後の深海に生息しています。この深度では、地上の60倍から120倍という凄まじい水圧が全方位から均等にかかり続けています。
浮袋を持たず、骨密度を極限まで減らして水分を多く含んだゼラチン質の筋肉組織を持つ彼らは、高水圧下で初めて全身が引き締まり、通常の底生魚に近い流線型の体型を維持します。底引き網などで急激に海面へ引き揚げられると、凄まじい減圧によって組織が膨張し、皮膚が剥離して毛細血管が充血します。私たちが目にする「ピンクのぶさかわな塊」は、過酷な環境から急激に引き剥がされた結果生じた、痛ましい減圧症の痕跡そのものなのです。