プロが教えるボウリング回転のかけ方|曲がらない原因と上達の秘訣
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「回転をかけようと意識するほど、ボールが力なく真っ直ぐガターへ転がってしまう」という悩みは、ボウリング場で最も頻繁に聞かれる声の一つです。プロテスト現場や公認インストラクターの指導データによると、初心者がボールを曲げられない最大の要因は「リリースの瞬間に手首を外側や横方向にひねってしまう動作」にあります。
ネット上の簡易的な解説などで「ボールを曲げるにはドアノブを回すように手首をひねる」と書かれているケースが見受けられますが、バイオメカニクスの観点から見るとこれは完全な悪手です。リリースのインパクト直前に手首を横に回すと、親指が穴の中でロックされて引っかかり、ボールの側面を擦り上げるような「力のない横滑りスピン」しか生まれません。結果としてレーン上のオイルに滑り、ピンの手前で起き上がるトラクション(摩擦力)を完全に失ってしまうのです。
ボールが美しく曲がる原理は、進行方向に対して斜め前方に転がる回転軸とリバース(回転軸の傾き=ティルト角・アクシスローテーション)が存在することによって成立します。手首をこねて回転を作るのではなく、ボールの重心の真下を手が通過する過程で、指先がボールを転がし出すことで初めて推進力のある強烈な回転が生まれます。