月の海に水はない?名前の由来一覧とアポロ着陸地の真相を徹底解説
月の海に水はない?名前の由来一覧とアポロ着陸地の真相を徹底解説とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
Q1:月の海には過去に本物の水が存在したことは一度もないのですか?
A1:地表を波打つような液体としての海が存在したことは過去に一度もありません。月の海を満たしているのは冷え固まった溶岩(玄武岩)です。ただし、太陽光の当たらない極域の「永久影」と呼ばれるクレーターの底などには、彗星の衝突などによってもたらされた大量の「水氷(氷の状態の水)」が地中に眠っていることが確認されており、将来の有人月面基地におけるロケット燃料や飲料水としての利用が期待されています。
Q2:「海」以外に「湖」や「湿原」「入り江」といった名前もあるというのは本当ですか?
A2:事実です。リッチョーリの命名規則に基づき、海よりも規模が小さい暗い平原には「湖(Lacus)」「湿原(Palus)」「入り江(Sinus)」といった階層的な水域の地名がつけられています。代表的なものとして「夢の湖(Lacus Somniorum)」「腐敗の湿原(Palus Putredinis)」「虹の入り江(Sinus Iridum)」などがあり、いずれも非常に情緒的で幻想的なラテン語名がIAUによって正式採用されています。
Q3:一番大きな「嵐の大洋」はなぜ「海(Mare)」ではなく「大洋(Oceanus)」なのですか?
A3:面積があまりにも巨大で、他の海とは隔絶したスケールを持っていたためです。嵐の大洋の総面積は約400万平方キロメートルに達し、2番目に大きい「雨の海(約83万平方キロメートル)」の4倍以上、ヨーロッパ大陸の半分近くに匹敵します。17世紀に地図を作ったリッチョーリたちも、その圧倒的な広大さに敬意を表し、唯一無二の称号として「大洋(Oceanus)」と命名しました。
Q4:アポロ11号が着陸した場所は、地球から小型望遠鏡で見えますか?
A4:静かの海の領域そのものは肉眼でもはっきりと確認できます。家庭用望遠鏡を用いれば、着陸地点の近傍にある特徴的な地形(サビーンやリッターといったクレーター)まで捉えることが可能です。ただし、アームストロング船長たちが残してきた星条旗や着陸船の下段(ディセントステージ)などの人工物は極めて小さいため、地球上のいかなる超大型光学望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡を使っても解像することはできず、月周回衛星(LROなど)の超至近距離からの撮影でのみ確認されています。