相手の会社の呼び方は御社か貴社か?恥をかかない使い分けと敬称一覧
相手の会社の呼び方は御社か貴社か?恥をかかない使い分けと敬称一覧の詳細について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
相手の会社に対する呼び方を正しく理解したビジネスパーソンが次に直面するのが、自分側の会社をどう呼ぶかという問題です。「弊社(へいしゃ)」と「当社(とうしゃ)」の境界線を明確にしておく必要があります。
使い分けの判断基準は「発言の対象が社外か社内か」に尽きます。
- 弊社(へいしゃ):「弊(へい)」という文字に「破れた」「粗末な」というニュアンスを含み、自分自身や身内を低く位置付けることで相手を立てる謙譲表現。取引先、顧客、応募先の採用担当者など「社外の人」に対して自社を語る際に使用します。
- 当社(とうしゃ):自らをへりくだることなく、事実として「自分の会社」を表す改まった表現。社内の朝礼や社内報、同僚・上司との会話のほか、企業の公式声明・決算発表・プレスリリース、就業規則などの文書で使用します。
注意すべき例外として、自社の優位性や方針を強く主張するシチュエーションが挙げられます。例えば、裁判の場や強いクレームへの毅然とした反論、自社の権利を主張する契約交渉において過度にへりくだる「弊社」を使うと、立場が不当に弱まる恐れがあります。そうした公式な対立局面では、社外であっても「当社」を選択することが法務・広報の実務では推奨されます。
相手企業へのアプローチで使える実務文書例文
ビジネスメールや提案書で使える、典型的な文面パターンを頭に入れておくと実務で迷いません。
【取引先への新規提案メール例文】
「突然のご連絡にて失礼いたします。株式会社〇〇の佐藤でございます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、貴社の新規事業展開におけるWebマーケティング支援について、弊社の最新ソリューションをご提案いたしたくご連絡いたしました。
つきましては、一度オンラインにて20分ほどご説明の機会をいただけますと幸いです。」
【電話対応での折り返し例文】
「大変お待たせいたしました、〇〇商事の田中です。先ほど御社の鈴木様からお電話をいただいたと伺い、折り返しご連絡差し上げました。」