プレート転圧でなぜ地盤沈下が起きる?プロが暴く砕石の厚さと転圧回数

プレート転圧でなぜ地盤沈下が起きる?プロが暴く砕石の厚さと転圧回数の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

確実な支持力を得るための業界共通のルールが「層状転圧(そうじょうてんあつ)」です。一度に規定の厚さを仕上げるのではなく、砕石を何層かに分けて敷き均し、その都度転圧を繰り返す工法を指します。

土木施工管理基準に基づく砕石転圧の厚さは、仕上がり厚さが15cmの設計であれば「7〜8cmずつ2層に分けて施工する」のが基本です。これを超える厚みで敷き均すと、前述の通り機械の振動エネルギーが底面まで届かず、下層部に致命的な緩みが残ります。

現場におけるプレート転圧の回数目安としては、同一面を「3往復〜4往復」通過させることが標準とされています。ここで肝要なのが通過ルートの重複幅です。走行ラインごとに底板の幅を「3分の1程度重ね合わせながら」前進させることで、転圧のムラを完全に排除できます。

さらに、施工精度を飛躍的に高めるテクニックが「転圧前の適度な散水」です。乾燥した砕石の表面がうっすら湿る程度にジョウロやホースで水をまくことで、粒子間の摩擦が適度に軽減され、微細な粉砕石が隙間へと滑り込んで噛み合います。ただし、水たまりができるほどの過剰な散水は土基盤を軟弱化させるため厳禁であり、「粉塵が舞わず、砂利がしっとりと湿る程度」が理想的な水分量です。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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