メダカの卵が白い原因と全滅を防ぐ対処法|有精卵の見分け方とカビ防止策
メダカの卵が白い原因と全滅を防ぐ対処法|有精卵の見分け方とカビ防止策の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
メダカの卵を水カビ病から守り、孵化率を極限まで引き上げるための基本戦術は「親魚からの隔離」と「殺菌水溶液の活用」です。親魚と同じ水槽に放置すると、成魚による食害(卵の捕食)に遭うだけでなく、飼育水に含まれる有機物によってカビの発生率が跳ね上がります。
まず用意すべきは、水深の浅い小型のタッパーやプラケースなどの繁殖専用の隔離容器です。水深が深すぎると水底の溶存酸素が不足しやすいため、水深は3〜5cm程度に留めるのが理想的です。
そして、水カビ病対策として圧倒的な実績を誇るのがメチレンブルー水溶液の希釈利用です。使用方法は極めてシンプルで、容器の水が「薄い透明感のあるスカイブルー(向こう側が透けて見える程度)」になるよう、スポイトで1〜2滴垂らして薄めます。市販の原液を過剰に入れすぎず、薄青色を保つのがポイントです。
メチレンブルーには、生きた有精卵を保護しながら、死卵や無精卵だけを青く染め上げる特性があります。青く染まった卵はすでに死んでいるため、見つけ次第スポイトやピンセットで取り除けば、健全な卵への菌糸の移りを未然に防ぐことができます。
なお、卵の管理段階においては、カルキ(塩素)を抜いていない水道水をそのまま使用する手法も2026年現在広く推奨されています。水道水に含まれる残留塩素が天然の防腐剤として働き、水カビの初期発生を強力に抑制するためです。ただし、孵化が近づき稚魚(針子)が誕生する前日には、必ずカルキ抜きした汲み置き水へ水換えを行ってください。