なぜスイスの安楽死を選ぶのか?日本人が直面する申請の壁と費用の真相
なぜスイスの安楽死を選ぶのか?日本人が直面する申請の壁と費用の真相についての疑問解決ガイドをお届けします。
外国人の自殺幇助を受け入れているスイスの組織は極めて限られている。その代表格が、チューリッヒ近郊に拠点を置くディグニタス(Dignitas)だ。「人らしく生き、人らしく逝く」を掲げる同団体は、徹底した医学的証拠の精査と厳格な事前審査で知られ、世界中に数万人の会員を抱える。
一方、近年日本人の間で受け入れ先として知られるようになったのが、バーゼルを拠点とするペガサス(Pegasos Swiss Association)である。英語によるコミュニケーションが比較的スムーズで、官僚的な手続きをできる限り簡素化し、個人の自己決定権を最大限に尊重する姿勢を打ち出している。
なお、スイス国内で最大規模と最長の歴史を誇るエグジット(EXIT)は、スイス市民権保持者または同国の永住権保持者のみを対象としており、日本を含む外国在住者は利用できない。外国人を受け入れるディグニタスやペガサスには世界中から申し込みが殺到しており、書類提出から最終的な「グリーンライト(執行承認)」が下りるまでに半年から1年以上を要することも珍しくない。