「うな丼大臣」発言の全貌と危機管理:なぜ世論は猛反発したか
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騒動の発端は、高知県四万十市で開催された自由民主党の議員のパーティーにおけるスピーチだった。当時、治安の最高責任者であった谷公一氏は、自身の視察先で楽しみにしていたご当地グルメであるうな重(うな丼)を目の前にした瞬間、警察庁から緊急連絡が入ったと振り返った。その連絡こそ、和歌山県雑賀崎漁港で起きた岸田首相襲撃事件の第一報だった。
本来であれば即座に食事が喉を通らなくなるほどの緊張感が走る場面である。しかし、谷氏は集まった聴衆を前に「うな丼を食べ始めようとしたところだったので、しっかり完食させていただいた」と朗らかに語った。当時、岸田文雄首相が爆発物を投げ込まれ、一歩間違えれば命を落としていた緊迫した状況だっただけに、このユーモアを交えたつもりの談話はあまりにも不条理で不適切極まりないものとして受け止められた。