北九州市動物愛護センターの殺処分ゼロは本当?譲渡条件と驚きの実態に迫る
北九州市動物愛護センターの殺処分ゼロは本当?譲渡条件と驚きの実態に迫るについて徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
情報空間で根強く語られる誤解の一つに、「行政は保護施設なのだから、困った犬猫を連れて行けば何でも保護してくれるはずだ」という思い込みがあります。しかし、前述した通り北九州市動物愛護センターの引き取り手数料を支払えば誰でも手放せるわけではありません。
持ち込み理由として後を絶たないのが、単身高齢者の孤独死や施設入所に伴う飼育困難、そして無秩序な繁殖による「多頭飼育崩壊」です。親族からの突然の持ち込み相談に対し、センター側はまず親族間での引き取り先確保や、民間譲渡ルートの開拓を粘り強く促します。このプロセスを経ずに即座に全頭を引き取ってしまうと、公的資金による安易な飼育放棄の助長に繋がり、施設が即座にパンクしてしまうからです。
また、里親審査において「一人暮らし」や「高齢世帯」が一律に門前払いされるという噂も一部で流布していますが、これも正確ではありません。単身者や高齢者であっても、万が一病気や事故で世話ができなくなった際に責任を引き継ぐ「後見人(代理飼育者)」の確約が書面で取れれば、譲渡が認められるケースは多数存在します。問われているのは属性ではなく、「命に対する二重の安全網が構築されているか」というリスクマネジメントの有無です。