扁桃炎の白い膿はなぜできる?臭い玉との違いや受診の目安を徹底解説
扁桃炎の白い膿はなぜできる?臭い玉との違いや受診の目安を徹底解説についての真相を徹底解説します。
インターネット上のQ&AコミュニティやSNS上では、「熱はないのに扁桃腺に白いものがへばりついている」「綿棒でこすっても白い膿が取れない」という悲痛な相談が後を絶ちません。当編集部が患者のリアルな投稿や耳鼻咽喉科外来での問診記録を分析すると、共通する危険な行動パターンが浮かび上がってきました。
ネット上には次のような生々しい失敗談が多数報告されています。
「鏡で見たら扁桃腺に白いカスのようなものが付いていたので、膿栓だと思って綿棒で強くこすった。ポロリと取れるどころかベッタリと粘膜に貼り付いていて取れず、そのうち血が滲んできた。翌朝起きると喉が焼けるように痛み、39度の高熱が出て唾液すら飲み込めなくなって病院へ駆け込んだ」(20代女性・会社員の手記より)
この告白に表れているように、「取れない白い膿」を綿棒、ピンセット、果ては爪楊枝などで無理に除去しようとする試みは極めて危険です。白苔は粘膜表面の上皮組織と強固に結合しており、剥がそうとすれば脆弱化した毛細血管が破綻して大量出血を起こします。さらに、擦り傷から深部組織へと口腔内の細菌が直接侵入し、局所感染を一気に悪化させてしまうのです。
また、「熱なし」の状態で白い膿が存在する背景には、いくつかの病理学的パターンが存在します。第一に、軽症のウイルス性咽頭炎や初期のアデノウイルス感染症。第二に、免疫力が低下した高齢者や疲労困憊状態の成人では、高熱を出す体力が不足しているために平熱のまま白苔だけが形成される現象です。さらに第三の可能性として、口腔カンジダ症などの真菌感染症が挙げられます。「熱がないから大したことはない」と過信し、指や器具で触る行為は絶対に慎まなければなりません。