横綱・曙太郎の波乱の生涯|死因の真相と家族が明かした最期の7年

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曙太郎さんの運命を大きく変えたのは、2017年4月に起きたアクシデントでした。プロレスの巡業先であった福岡県内での試合後、体調不良を訴えて緊急搬送され、右冠動脈アテローム血栓症による心停止に陥ったのです。救急隊と医師団の懸命な処置によって約37分間の心停止状態から奇跡的に一命を取り留めたものの、重度の低酸素脳症を発症しました。

意識が回復した後に待っていたのは、記憶障害や下半身の麻痺といった厳しい現実でした。かつて230キロを超えていた体重はリハビリ生活の中で大きく落ち、一時は歩行はもちろん、会話すら困難な状態に追い込まれました。

それでも曙さんは決して生きることを諦めませんでした。「もう一度リングに立ちたい」「家族のために自分の足で歩きたい」という強い一心で、特別支援器具を用いた過酷な歩行訓練や筋力トレーニングに励みました。記憶が途切れる後遺症と闘いながらも、相撲の四股を踏むイメージトレーニングを欠かさなかったその姿は、関係者の胸を強く打ちました。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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